まだ地方で消耗してるの?
30半ばにもなって実家のある東北から、再度東京に出ようとしています。
今の中小企業に7年もいたのかと思うと、自分の行動力の無さに嫌気がさします。
でも僕は僕でしかないし、自分の中で本当に決心がついてからはとんとん拍子に転職活動も進んだので、結局自分がどう生きたいのかを考え抜いて、独りで後悔しないように決断することが転職に関わらず、生きる上で一番大事なことなんだ。と思っています。
そんな当たり前のことがこれまでできなかったのは自分の弱さでしかないのです。
東京へ出ることに不安はあるものの清々しい気持ちのほうが今はかなり優勢。
とはいえ、転職できたのも今の会社で得た経験のおかげでもあるので、7年間を振り返ってみて地方で生きる現実をまとめようと思っていたところ、簡潔に言い表したツイートを発見しました。
いわゆる中小企業は、成長意欲が無く、下請・地域限定等の構造的要因でその地位に甘んじざるを得ない企業を指すものと考えられるけど、質の良い雇用なんてそこには産まれないし、余剰利益は基本的に同族で分配されるだけなので、少なくとも積極的に国から支援されるべき種類のものでは無いと思う。
— ボヴ (@cornwallcapital) 2018年8月27日
ほんとこれ。
他に言うべきことは無い。
青かった僕は中小企業でわざわざ配当を出して剰余金を減らす行為が理解できず経営者に反対したのだけど、彼ら同族は二重課税だろうがなんだろうが自分たちの懐にキャッシュが入ることを優先する。
節税節税と言いながら、本当の意味での節税など理解してないので自分たちの実入りのためなら、その口癖すら忘れたような顔で毎期役員賞与を出すのである。
地方で頑張っている中小企業。
地方分権。地方活性化。
田舎者はこのきれいごとフレーズに騙されるけど(僕もご多分に漏れず騙されたけど)、地方のヒエラルキーほど強固で厄介なものはない。
7年前の僕に言ってやりたい。
「これが現実。君の夢などこっぱみじんさ。」by吉井和哉