Klog ~あきらめの悪い男~

あきらめの悪い30代男が不器用ながらも前向きに生きるためにあがきます。

『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』ふろむだ

 

けんすうさん絶賛の本

『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』

【響点】

・人はイケメン政治家の容姿に影響されて投票したのに、イケメンだからではなく政策や手腕を評価して投票したのだと思い込む。イケメン政治家にとって、他人のその無意識の思い込みは思考の錯覚なのだが、イケメンというだけでその他の能力も高いと勝手に思ってもらえるから「資産」となる。

・思考の錯覚を理解して、錯覚資産の生成操作運用を理解して、有害な思考の錯覚を取り除くことができれば仕事や人生の成功確率を上げることができる。

・ハロー効果(halo=後光)は認知バイアスの一種でなにか一点優れていると、なにもかもが優れて見えてしまう錯覚のこと。ハロー効果が得られそうな仕事や役割に手を挙げてチャレンジし、運よく成功できれば具体的な数字で成功値を示して評価を受け、良い環境を手に入れよう。

 

この本を読んで思い浮かべたのはこいつ。

偽フォロワーで有名なカメラマンと錯覚させた。でもこいつは人生を生きる上では有能であったといえる。カメラの実力なんて素人から見たら大きな違いなどわからない。現に芸能人の依頼が絶えなかったのだからイメージ戦略大成功だ。(芸能人はイメージがすべてだから芸能人をターゲットとした時点で有能。)

フォロワーを増やしたからといって実際に人気が出る確証もないのだから、運もいい。

 

あとショーンKとかいたな・・・。学歴詐称してた政治家なんて珍しくなくなった。昔リリーフランキーイラストレーターになりたいという相談者にイラストレーターの名刺を自分で作って名乗ればいいと言っていた。相手を錯覚させることができるなら嘘の肩書きもハッタリも有効なんだ。

 

自分に実力や能力が無いと嘆いている暇があったら、とにかく行動するくらいのほうが丁度いいのかもしれない。“正直者がバカを見る”とよく言うけど、それはいつの時代も正直者というだけで人生をうまく渡り歩けるほど世の中は甘くないし、単純じゃないということなんだろう。

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