『AIとBIはいかに人間を変えるのか』波頭亮
AIとBIとはそもそも・・・
AIとはarticificial technology人工知能の略。
BIはベーシックインカムの略。
AIの発達によってもたらされるインパクトは・・・
①知的労働の価値の暴落
②感情労働の価値向上
難しい解説で眠くなったけど、経理事務やデータ分析などの仕事はAIに取って代わる・・って前から言われてるよなあ。。
感情労働って言われてもピンと来ないけど、AIには感情無いんだから人間にしか出来ない仕事が残るのは当たり前ではないのか?昔からコミュニケーション能力が一番重要なのは自明だし。
BIは全国民に月7~8万円が支給されるという夢のような案だ。
働かなくても「基礎的収入」が得られるのだから、食うための労働からは解放される。だが、食うために働いていても仕事で得られる充足はお金だけじゃない。仕事を通して自分が成長できたり、相手に喜んでもらえたりすることのほうが醍醐味だと思う。
僕は怠惰な人間だからそもそも食うための仕事を奪われたら堕落の一途を辿るだろう。
著者はやりたいことを見出す能力が求められると言うが、こちとら学生の時分からやりたいことを探しているわけで今なお現在進行形だ。夢中になれるものが容易く見出せるのなら苦労はしない。自分なりに修練して今の仕事にしがみ付いているのだ。
AIとBIは世の中と人間を変えるのだろうが、変わりたくても変われないまま、一所懸命頑張っていた仕事も奪われ、どうしたらいいのかわからず、とりあえず自動的に振り込まれるお金の範囲で食欲と性欲を満たし、ただただ年老いていく凡人が増えると思う。